妻の観察日記〜9日目〜
12月2日(水)
朝事件が起きた。ミドちゃんが亡くなっていた。
インコのミドちゃんは妻がとても可愛がっていた鳥さんである。
2年ほど前、妻は本当は文鳥が欲しかったのだが、インコを
ウチへ連れてきた。
そんな妥協して、来てもらったミドちゃんだが、とても可愛かった。
オスなので、「ミドちゃん」と鳴くところが可愛かった。
妻も今いる鳥さんのメンバーの中では、トップで愛嬌があり、
とても可愛がっていた。
朝起きて、私が見つけて、妻を呼ぶとすぐさまミドちゃんを確認し、
亡くなっていることを確認すると泣いていた。
ごめんね、ごめんねとミドちゃんに話しかけていた。
動物と一緒に暮らしている人はみんなそうなのかも知れないが、
本当に相手の気持ちになって、悲しんでいた。
そして、自分のせいだといっていた。
今もどこか元気がなく、心ここにあらずという感じだ。
・・・・観察日記は本日は以上。・・・・
私はミドちゃんが亡くなった時も今も
どこかでもう1人の自分がいて、ミドちゃんが亡くなって、
悲しいというよりか、妻が悲しんでいるので、悲しいという感覚。
冷たい人と思う。
一方、いつも動物に感情移入して、亡くなった時は悲しんで、体調が悪くなった時は本気で心配したりする妻は本当に優しくて、思いやりがある人だなーと思う。人に対する対応も同じく思いやりがある。
そんな優しく、思いやりのある妻だから、気を使い過ぎて、疲れてしまったのかも知れないと思う。
自分のことも大事に、思いやりを自分にも使って欲しい。